浅瀬に仇波…

川の深い所には波が立たないが、浅い所にはいたずらに波が立ち騒ぐ。信仰生活にも同じようなことが言えるかもしれません。今日は月に一度の旧約聖書を学ぶ会。アブラハムの生涯を一章ずつ学んできて、いよいよ22章を迎えました。アブラハムは神の召命に応えて行き先もわからず信仰の旅に出発し、途中、失敗することもありましたが、その度に神の約束と励ましによって導かれてきました。これらの出来事の後、アブラハムに人生最大の試練が訪れたのです。「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。」神の命令は…なんとも不条理な、普通ならとても従い得ない命令でした。でも、アブラハムとイサクはただ従順に神がお告げになった場所に行き、イサクに刀を振り下ろしました。神はそんな信仰の親子をずっと見守り、助け出されたのです。イエスさまの十字架の死がいかに尊いことか…信仰の世界の奥深さを学ばされました。